【お知らせ】デジタルネイチャー研究室は「持続可能なデジタルと自然へ向けた研究開発と人材育成」を目的とした寄附受付を開始いたしました。

2023. 09. 11

「筑波大デジタルネイチャー研究室|研究活動支援プロジェクト」
〜世界の舞台、渡航費で遠く〜

デジタルネイチャー研究室(主宰:落合陽一)では、持続可能なデジタルと自然へ向けた開発研究と人材育成を目的とし、クラウドファンディングサービス「READYFOR(運営:READYFOR 株式会社)」において、2023年10月31日(火)午後11:00を期日に600万円を目標とした寄附募集受付を開始しました。

筑波大学×クラウドファンディング|READYFOR (レディーフォー)

■クラウドファンディングの背景

[Web Article] クラウドファンディングが大学を救う? 落合陽一氏の試みが地方国立大に広がる背景とは / Yahoo!ニュース オリジナル 2023.07.04

コロナ禍以前には,毎年SIGGRAPHをはじめとするトップカンファレンスへ参加していました.Digital Nature Groupが始まった2016年からコロナが流行する前の2019年までに行われ,国際学会で発表された研究の中で,現在も研究室を代表する研究プロジェクトも多くあります.

コロナが落ち着き始め,海外渡航が全面的に解禁されたのは2022年頃でした.以前学会発表のために現地に赴いていたメンバーとは世代が変わり,上位課程へ進学した先輩方やコロナ禍前後に加わった新しいメンバーが,日々の研究成果を多くの研究者に発表する機会を得ています.

初めて海外に行く学生もいれば,論文の投稿には挑戦していたけど学会にフィジカル参加するのが初めての学生もいたり,コロナ禍を挟んで久しぶりに現地会場へ行く学生もいたりと,多様な経験を積んだメンバーで様々な地へ赴いています.

学会会場では研究発表以外にも,研究室以外の同世代の研究者との交流や,日本人同士で集まって情報交換や交流を行い国内の研究者と繋がったり,他国・他大学の研究者から直接フィードバックをもらえる貴重な体験を経験したり,社会人として活躍されている研究室の卒業生に再会したりと,研究者の輪がどんどん広がっていることを実感しています.

私たちは,日々の研究活動だけでなく,論文という形で研究成果を残し,学会発表という形で成果発表にも積極的に挑戦しています.

しかし,現在は研究発表の裏で問題になっている渡航費の高騰に対して,大学・研究室で対処できないほどに事態が悪化しています.そのため,今回のクラウドファンディングを実施することになりました.この問題に直面してすぐ,学生が中心に企画し,数ヶ月かけてREADYFORさんと打ち合わせを重ね,やっと皆様にプロジェクトを公開できました.

現在進んでいる未公開の研究プロジェクトが,国際学会や論文誌への採択を通じて初めて対外的に公開されます.その機会に対して,学生が研究以外の面で躊躇することなく積極的に挑戦できる環境を作るために,普段応援してくださっている皆様と一緒に研究を世界に伝える方法を考えてきました.皆様からのご支援・ご協力をよろしくお願い致します.

「【第4弾】筑波大デジタルネイチャー研究室|研究活動支援プロジェクト」
〜世界の舞台、渡航費で遠く〜

募集期間⁚2023年 9月 11日(月)14時〜 2023年 10月 31日(火)23時

目標金額⁚ 600万円  ※本プロジェクトは寄附控除の対象となります。

Project URL: https://readyfor.jp/projects/ochyaigogo5

 

■研究室メンバーの一推しのリターン

オンラインワークショップでは,研究室主宰である落合陽一が生成AIを使って文章,音,映像を生成するワークショップを行います.文章,音,映像の中からお好きなものをお選びいただき,ワークショップにご参加ください.使用する生成AIは,chatGPT, musicGen, stable diffusionなどを予定しています.
研究室でも日常的に使用している生成AIのツールをピックアップしてワークショップを開催します.もちろん,研究室のメンバーも落合による生成AIのワークショップを合宿などのイベントを通じて学び,より自在に使えるようになりました.
例えば下記のような画像が生成できるワークショップを予定していますので,ぜひご参加ください.

■過去3回に渡るクラウドファンディングで支援していただいた研究活動のお礼

センター設立以前からさまざまな研究を進めていたデジタルネイチャー研究室では、過去3回にわたりクラウドファンディングを実施してきました。第1弾が2016年からスタートし、のべ783名の支援者の皆様から総額40,090,000円ものご支援を賜りました。
ご支援頂いた皆様,情報拡散にご協力頂いた皆様,応援メッセージをお寄せ下さった皆様,そして本プロジェクトに関わった全ての皆様に,心から厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございます!

■デジタルネイチャー開発研究センターについて

筑波大学デジタルネイチャー開発研究センター(以下、本開発研究センターという)では、元来の質量ある自然とデータによる質量のない自然の融合した「新しい自然(デジタルネイチャー)※2」の到来を見据えて開発研究や人材の育成、社会実装に向けた取り組みを行っています。本開発研究センターでは、ESG課題などに情報技術とその周辺領域の専門性を生かすべく、積極的に企業との共同研究や公的プロジェクトに参加しています。我々は、物理世界とデータ世界の循環による新しい自然への思想的・技術的・デザイン的な探求は持続可能性を必然的に意識しなくてはならない現代において重要な意味を持つと信じています。そのために本開発研究センターのプロジェクトを通じて価値創造と次世代の人材育成に力を入れています。
※2 デジタルネイチャー・・・計算機技術が生み出した人工物と自然物との相互作用により再構築された環境

■READYFOR 株式会社について

READYFOR株式会社は、「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」をミッションに日本初・国内最大のクラウドファンディングサービス「READYFOR」を運営しています。クラウドファンディングとは、インターネット上でやりたいことを発表し、それに共感した不特定多数の方から少額の資金を集める仕組みです。約2万件以上のプロジェクトを掲載し、約85万人から200 億円以上の資金を集め、国内最大のクラウドファンディングサービスとして、幅広い方々の夢へ の一歩をサポートしています。筑波大学とは平成28年度よりクラウドファンディングプラットフォームの提供事業者として業務委託契約を締結しています。

センター概要
名称 : デジタルネイチャー開発研究センター
代表者 : 准教授 落合 陽一
所在地 : 茨城県つくば市春日1-2 国立大学法人筑波大学 春日エリア7B140
研究内容 : 計算機と自然の新しい関係性を探求
URL : https://digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp/
パンフレット: 日本語|English
Email : contact<-at->digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp (Replace <-at-> with @)

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