This study explores “Photo Tattooing,” merging photography and body ornamentation, and introduces the concept of “Photographic Conviviality.” Using our instant camera that prints images onto mesh screens for immediate body art, we examine how this integration affects personal expression and challenges traditional photography. Workshops revealed that this fusion redefines photography’s role, fostering intimacy and shared experiences, and opens new avenues for self-expression by transforming static images into dynamic, corporeal experiences.
Authors: Chinatsu Ozawa, Tatsuya Minagawa, Yoichi Ochiai
写真とタトゥー（身体装飾）という、一見すると異なるメディアを融合させることで、新たな表現とコミュニケーションの可能性を探求するものです。歴史を遡ると、日本の刺青文化が「横浜写真」によって海外に紹介されたように、両者は互いに影響を与え合ってきました。現代において、消えやすいデジタル写真データを身体というメディアに一時的に取り込む行為は、その関係性を再考させるユニークな試みです。この体験を通じて生まれるのが、私たちが「フォトグラフィック・コンヴィヴィアリティ」と呼ぶ現象です。撮影し、スクリーンメッシュが出力されるのを待ち、互いの肌にインクを重ねていく一連のプロセスは、単なる写真撮影を超えた一体感と祝祭的な空間を生み出します。写真はもはや静的な記録ではなく、人々の間に親密な交流を促す、身体性を伴った動的なメディアへと拡張されるのです。
担当者：小澤 知夏，皆川 達也，落合 陽一
本プロジェクトに関する連絡先：小澤 知夏（toremolo72 <-at-> digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp）
［出展情報］
- Maker Faire Tokyo 2025@東京ビッグサイト G-02-03 Young Maker 小澤知夏「計算機と出会った写真、写真と出会った計算機」
