Unphotogenic Light

2017. 07. 30

Unphotogenic Light: High-Speed Projection Method to Prevent Secret Photography by Small Cameras
フレームレートの高いプロジェクタを利用し,肉眼ではコンテンツが見えるがカメラでは撮影できないような画像を提示する投影技術

Secret recordings using smartphones have become a serious problem for content providers. We present a new method to protect projected images and other information (i.e., “recordable content”) from secret photography by using high-speed projection. Our purpose in this study is to develop and implement a projection method that allows people to observe photographable objects, people, and events while preventing the same from being recorded by cameras and other recordable devices. To achieve this goal, we focus on the difference between human and camera vision systems. Unlike cameras, human beings cannot recognize the high-speed changes of light. We divide an image into two or more parts and project them in succession at a high frame rate such that a full image is made visible to human eyes. By contrast, cameras can only capture an incomplete frame.

映画館や展示会での映像コンテンツの盗撮およびその流出被害は長年問題になっている。対策として,手荷物検査や監視が行われたとしても,スマートフォンや超小型カメラによる撮影は後を絶たない。映画館では,盗撮された劇場を特定するためのコードを映画内に埋め込んでいる場合もあるが,コンテンツそのものは流出してしまうため根本的な解決にはならない。

本技術では,人間の眼とカメラの特性の違いに着目する。マスクによって分割された2枚以上の画像を高速で切り替えながら投影することにより,人間の眼からは分割前の画像を見ることができるが,カメラで撮影するとマスク後の分割された画像しか記録出来ないような画像投影を実現する。この手法が成立するためには,前提としてカメラのシャッタースピードが十分速い必要がある。小型カメラには,設計の都合上絞り機構が搭載れていない明るいレンズが搭載されている。スクリーンのコンテンツを白飛びせずに撮影するためにはシャッタースピードを上げる必要があるため,コンテンツを撮影するのは困難となる。絞りが調節出来るような大型カメラなどの不審なカメラは,先述の検閲で防ぐ事ができるため,本技術のターゲットは小型カメラである。さらに応用として,本技術は画像そのものの投影だけでなく,絵画やオブジェクトといった物体へ照明として投影を行うことにより,それらの撮影を防ぐことも可能である。

コンテンツ盗撮を根本的に不可能にする手法であり,映画館や美術館をはじめとする様々な産業分野にて活用が期待できる技術である。

Ippei Suzuki, Shinnosuke Ando, Yoichi Ochiai
University of Tsukuba, Pixie Dust Technologies, Inc.

鈴木一平,安藤真之介,落合陽一
筑波大学,ピクシーダストテクノロジーズ株式会社

Contact / 連絡先 : 1heisuzuki -at- digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp
Display Week 2018 Technical papers (Author Preprint) : PDF (2.3MB)