Dom Pérignon P2 Experience

2017. 07. 08

最高級シャンパーニュの1つとして知られ、多くの人々に愛されているDom Pérignon。名称も装いも新たに登場した。『Dom Pérignon P2-1998』の『Dom Pérignon P2 エクスペリエンス』が、7月28日に開催されました。

「P2」とは、プレニチュードの二回目を迎えたものという意味。プレニチュードとは、ドン ペリニヨンが暗いセラーの中で澱(おり)と共にゆっくりと熟成する間、静かに独自性に磨きをかけ進化を続けるそのピークのことです。

今年のパーティでは、SUGALABOの須賀洋介さんの料理ととも、筑波大助教・デジタルネイチャー研究室主宰でありメディアアーティストの落合陽一ら4組のアーティストが起用されました。

「極限まで凝縮された自然のエネルギー」というパーティーテーマのもと,光や音、電圧、粒子などの極限を、色々なところに散りばめた体験型のインスタレーションを制作した。

Photocredit: 大根篤徳

Color of Gravity

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シャボン膜の極限をつかって、虹色に変化するシャボン玉の滝を制作しました。照明自体が制御されていて、吹き下ろすシャボンの滝が虹色に染まります。シャボンが重力にあらがうよう気流を創り出したインスタレーションです。鏡張りの中にあると合わせ鏡に無数のシャボンが見えます。

Fluctuation by light

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シャンパーニュの泡はたとえばグラスの細かいキズから生じたり温度の変化や液の状態変化から生まれたり、身近な物理現象の中でも極めて化学的なポテンシャルの分布を感じるものの一つです。ここにエネルギーが凝縮された、赤外ナノセカンドレーザー光を投射することでエネルギーの局在を作り出し、シャンパーニュの泡の発生を誘発しています。シャンパンに発生する泡という極めて偶発的な現象を極めて強力な光を通過させることでプログラミングする。それらの気泡全体の形もプログラミングによって円柱や泡の滝、三角形の柱などに変化するようプログラミングしています。
Anti-Gravity sound scape
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音の凝縮による重力に対する静止や浮揚表現です。音のエネルギーというのはあまり強くはありませんが、たくさんのスピーカーを配置し、一点に力を集めることで重力に逆らうような表現に変えることができます。
シャンパーニュの泡に見立てた粒をライティングし宙に浮かせ、操り、留めるインスタレーションです。シャンパンの泡に粉が見立てられるようにライティングされています。コンピュータのプログラムによって粒子がデザインしたクロスモチーフ状に浮かび上がります。人工の形状が浮かび上がり、重力に抗して動き回るさまは美しいです。このようなコンピュータ技術と粒子を用いて現代風の「動く枯山水的な表現」を目指しました。

Tesla Coil

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高電圧の極限としてテスラコイルによる表現しました。空気の絶縁を破壊するほどの高電圧で実際に落雷が起こります。

トランスを経て強い電圧に変換することで実際に雷を起こして表現しました。リレー回路を二段階噛ませることで制御しています。倉庫内に実際の落雷が起こるという現象は集まった人々の注意を引きました。映像のイメージの世界から物理的な世界へ体験が降りてくる演出の口火を切るような轟音の落雷です。

Monadology for Dom Perignon

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シャンパーニュの中に入ったような空間、宇宙に広がる時間と空間をイメージできるようなインスタレーションも会場内に創作しました。暗室に1万以上のシャボン玉を飛ばし、シャボン玉に反射する光の周期をコントロールすることで、暗室の中にいる人をシャンパンの中にいるような気分に誘うインスタレーションです。空中に極細の配線によって配置された25個のLEDが本当に浮かんで見えるように、配置されていて、その光によって空間そのものが移動したように感じることができます.

ドン ペリニヨンのシャボン玉ギフト

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来られたゲストの方へのギフトです。色が変化するシャボン玉と服でバウンドするような硬いシャボン玉を吹くことができます。時折シャンパーニュ色になってさまようシャボンとなっています。ノズルを3Dプリンターでデザインすることで型出しで作るような製法では実現できないような立体形状のノズルでできています。